コロナは意識の転換をする役割も ⑵

自粛と萎縮

前回の記事からひと月がたちました。

その間、コロナ禍は皆様の周囲ではどのような状況でしたでしょうか。

ひところ忖度(そんたく)という言葉が頻繁に使われましたが、今回のコロナはいろんな言葉を生んでいます。

その筆頭が「自粛」です。

緊急事態宣言が出され、当たり前の生活、通勤通学が一気に自粛となりました。

世界中で社会実験が行なわれたような日々が2ヶ月以上続きましたが、ここへ来て自粛解禁となったところで、意外な報道がされています。

例えば大阪府の吉村知事と専門家の会議では、自粛は意味が無かったと断言する大阪大学の助教授の意見に対して、知事が絶句して天を仰ぐ様子がYouTubeで流れました。

たくさんのカタカナ言葉がでて来ており、自粛解禁後はアフターコロナ、東京アラートで注意を呼びかけたのも虚しく、東京の感染者数が再び増加し、ウィズコロナで過ごしていくしかないのが本当のところでしょう。

では又自粛がはじまるのでしょうか。

経済の事情からすれば、もうそんなことは言っておられない状況ですが、感染を恐れる人々の心はどうでしょうか。自粛によって、ウイルスを恐れるひとの考えや行動がすっかり萎縮してしまっており、その不安が「早くワクチンを」、「早く薬を」、という流れになることを私は危惧しています。

ウイルスは無くなるのではなく、変容していきます。

話題になっていないだけで、体を冒すウイルスはいつも身近にあり、今まで人類はウイルスとの戦いでした。

私たちは、今こそ、自分の本当の生命力を信じて、それを自粛したり萎縮したりせずに、しっかりとパワーアップしていかなければなりません。

そのためにやるべきことは、ワクチンや薬を求める事ではなく、自己免疫力を高める暮らしを実行するということです。

私がいつも申し上げていることを、この機会に改めて思い起こしていただき、生活の支えにして欲しいと願っています。