胆汁の役割
胆汁は肝臓に戻ってきた古くなった赤血球から造られ、胆汁酸と胆汁色素から成り、食べ物に含まれる脂肪や油分の消化吸収に重要な役割を果たしています。
胆汁は脂肪を乳化し、小腸に送られた後再吸収されて再び肝臓に戻されますが、その他は小腸内に残り、尿の黄色い色や、大便の茶色の色となって体外へ排泄されます。
便秘の人の便は大変臭く、色も黒っぽい色をしており、肛門近くで水分が吸収されてしまうので、コロコロした硬い便となってしまいます。
理想的な便は悪臭を放たず、軟らか過ぎず、硬過ぎず、水に浮き、バナナくらいのが2本、スルスルと出るのが好ましいと言えます。
逆に申せば、このような排便が毎日規則正しく無い場合は、「腸の環境や機能が低下しているよ」と腸が大きな便りをもって発信してくれていると判断されるのが良いでしょう。
通じ薬を使わずに自然体でこのような良い便が出る人であれば、まず肝臓の状態は良好で、体調的にも問題無い状態が維持されていると言って良いと言えます。
これも全て食べ物が原因となっていますので、腸内環境をきちんと整える働きをする食べ物を食べることがとても大切になってまいります。
悪い腸環境の持ち主は癌になる傾向が高く、また、認知症にもなりやすいと言えるのです。
最近の情報番組では、「もっと肉を食べましょう!」という健康番組が多いそうですが、そんなに肉ばかり食べていたのでは、胆汁が足りなくなり、腸環境は悪化していきます。
“二人に一人はガンになる時代”と言われていますので、万が一自分にガンが見つかった時は、「仕方ないか・・、二人に一人ガンになるんだものナア」と妙に諦めてはいけないのです。
ガンにならないようにするために、ちょっと努力して食べていただきたい食べ物があります。
料理法は超簡単!、 食材は超安い! 作り置きOK!
油を使わないので胆汁を必要とせず、反対に胆汁分泌を活発にし、腸内環境を整えてくれる食べ物を次号でご紹介いたしましょう!
では、次号で。