腸こそ命
皆さんはミミズの手や足や目を見られたことがありますでしょうか?
そうなんです、ミミズは手も足も目もないんです。
Wikipediaには
ミミズ(蚯蚓)は、環形動物門貧毛綱(学名: Oligochaeta)に属する動物の総称。目がなく、手足もない紐状の動物である。名称は「目見えず」からメメズになり、転じてミミズになったとも言われ、西日本にはメメズと呼ぶ地域がある。多くは陸上の土壌中に棲む。
とあります。
手や足や目は無いのですが、あの紐状の形そのもの全体が『腸』にあたるわけです。
上の口から土を食べて下の口(肛門)から糞を出し、土中に好ましい産物を排出しているのがミミズです。
“ミミズのいる畑は良い畑”と言われていますが、それはミミズが腸の中で作る生産物が良い土に変えているからです。
私たちの腸も全く一緒で、元気な腸内では良い生産物が作られ、肛門から排出されていきます。
今から50年ほど前まで畑の肥料は人糞でした。
その頃の農作物はとてもよく育ち、味もとても良かったのですが、寄生虫の問題があり、人糞が使用禁止となってから肥料は化学肥料に変わり、野菜そのものの味も栄養素も落ちてしまったのです。
そのような土で出来た野菜の栄養素は乏しく、さらに化学肥料の問題、農薬の問題も有り、腸内環境は益々悪化して、ヒトの腸内善玉菌の活躍も阻害されていってしまっています。
皆様の自覚の有る無しにかかわらず、私たちの免疫物質は腸内で作られており、腸内環境が悪化してしまうと、免疫力も同時に落ちてしまうことになってしまいます。
腸の蠕動(ぜんどう)運動という動きによって、腸は生体電気の発電を行っていますが、腸内環境悪化と腸内の深部体温が下がってしまうと、やはり免疫物質を作ってくれている善玉菌の生産活動が鈍るために、免疫力は低下していきます。
一年を通じてやってはいけないこと
・腸内温度である40度を下回る冷たい飲み物、食べ物をなるべく口にしないこと、です。
風邪をひきやすい人。咳がよく出る人、血圧の高い人、扁桃腺をよく腫らす人は冷たいものを飲んだり、食べたりしていないか、考えてみてください。
お腹が冷えていると感じた時は空腹時に天敬を丼鉢ぐらいの容器で作り、腸の中全体に行きわたるよう、熱いうちにフーフーして飲み、しばらくの間続けてみてください。
お悩みの “便秘” “血圧”“冷え性” 問題などはおそらく短期間のうちに変化を感じることができると思います。
夏の冷えは今のうちに取り去っておきましょう!