平成から令和へ

御代変わり

平成の時代もあと5日でお終いとなり、新しい時代の幕開けがすぐそこまでやってきています。

「令和」という元号の持つ意味は「人がひざまずいて神様の意を聞くこと」なのだそうです。

政府はその出典を万葉集の「梅花の歌」からであると説明しています。

梅のつぼみが開いて、未来へ向かっていく様子なのだそうで、その意味は、「今後しばらくは苦難の時期がやってくる。しかし、その後は世界が和合する素晴らしい未来が待っているので、苦難を恐れることなく乗り越えていこう。」という暗示が込められているのだそうです。

日本は二千六百年以上の皇統の歴史がありますが、それを維持してこられたのは八百万(やおよろず)の神を基本とする森羅万象に神の発現を認める古神道が基礎があったからで、そのところに関しては今や世界が認めるところとなっており、天皇はその祭祀としての努めを果たしてきたのです。

今上天皇は自身のことを、「象徴天皇としてどうあるべきかについていつも考えてきた・・」と、ことあるごとに発言していらっしゃいます。

その意の源流にあるものは、「天皇は国家元首ではない」ということを広く世間に伝えるおつもりなのだと思います。

それは昭和天皇が大東亜戦争の折に現人神(あらひとがみ)として、軍人達に都合の良いように政治利用されていたという経緯があり、今上天皇は決してそのようなことにはならないよう、自身のことを「象徴天皇として」という風に、常にアナウンスされています。

また、次に即位される現皇太子が天皇になった時に「現人神」として政治利用されないよう、生前退位をした後は自分は上皇としてしっかりと目を光らせ、政治利用されないよう見護っていたいという強い思いがあり、政府の反対を押し切って突然の生前退位の意向を発表されたのでした。

今後世界は物質主義の西洋から精神性を重んじる東洋に主軸が移り、東洋が世界をリードしていく時代になるでしょう。

「令和」の時代こそが、世界の国々が和合し、貧富の差も無く、遺伝子を狂わせる有毒な化学物質や食品添加物、薬品が皆無となり、森羅万象の事象を我が師とする精神が世界中に拡がりますようにと祈っています。